食べる

 動物の出産と同時に対外へ排出される胎盤(プラセンタ)ですが、普通動物はこの排出された胎盤を食べてしまいます。その理由としてはひとつに出産した(外的に弱い子供がいる)ことを天敵に知らせないようにするため、匂いの元になる胎盤を食べて匂いを消すという説がありますが、最も有力とされているのが、胎盤の栄養を母親の産後の回復に役立てることと、母乳の分泌を促進させるためという説です。

 家庭でペットの出産に立ち会われた人は見たことがあるかと思いますが、産後の胎盤を母親がすぐに食べてしまいます。何のために食べるのか?と疑問に思う方も多いと思いますがこういった理由があるのです。

 では人はどうして食べないのか?人は野生の動物に比べ産後の食べ物の供給に困ることがないようになったためだろうという考えられています。しかしその名残として現在でも出産の記念としてへその緒を桐の箱に入れて持ち帰るという記念行事として残っています。そして子供の大病時にはへその緒を粉末にしたり、せんじて飲ませるなどの薬として使う風習へと変化したのではないかと考えられています。

 そして科学の進歩により胎盤はプラセンタエキスとして抽出され、注射や内服液(栄養ドリンク)として人々の美容健康へ利用されるようになってきているのです。